序盤で端牌→字牌(手出し)と切るとき
麻雀の基本的な牌の切り順は、字牌→端牌(1、9)→中張牌(2~8)です。
しかし、序盤(特に1,2巡目)に端牌を切った後に字牌を手出しするケースがあります。
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例えばこのように、下家以外1巡目に端牌を切った後に字牌を手出ししています。
このような切り順になるのには、ある理由があります。
それは、その端牌のスジにあたる牌を持っている場合です。
スジ牌を持っているので字牌よりも利用価値が低くなり、先に切られるということです。
上の例でいうと、私は四、上家は⑥、対面は4と6です。
個人的な感覚でいうと、7割くらいの確率で持っていると思っています。
このことを知っていると、いろいろと応用が利きます。
例えば、チートイツの進行やくっつきのイーシャンテンなどで相手の持っている牌を予測してどの牌を残せばよいのか判断することができます。
また、相手からリーチが入った時にも活かすことができます。
10巡目に下家からのリーチが入った局面。
この局も端牌→字牌(手出し)という切り順になっています。
ちなみにこれが9を切った時の牌姿です。
この局もスジ牌の6を持っています。
それでこのリーチですが、情報があまり出ていません。(若干、六九が他のスジに比べて危ないくらい)
そのような時に、6を持っている確率が高いという情報が役に立ちます。
リーチを打たれた場合、基本的にはリャンメン待ちを想定すると思います。
そう考えると、この状況下でリーチ者がリャンメン待ちであるならば、36は他の無スジに比べて、通しやすい牌になります。
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なぜなら、6を持っている場合、36待ちにするには4566や45567の形になります。
特に45567となっている場合、最初からこの形になっているわけではなく(455679から初手で9を切っていることになるため)、ソウズをたくさん引いてこの形になっていることが多いです。
ですので、もしも流局間際で6か他のソウズどちらかを切ればテンパイだという時には、6を切った方が通る確率が高いです。
序盤で相手が端牌を切った後に字牌を出してきたら、それが手出しかツモ切りかをよく観察してみましょう。