5ブロックか6ブロックか Part1
今回のテーマは「5ブロックか6ブロックか」です。
当たり前のことですが、麻雀のあがりの形は面子4つ+雀頭1つです。
つまり、あがるには5つのかたまり(ブロック)が必要ということになります。
その5つのブロックを作っていく中で、次のような形になることがよくあります。
この手牌は、
+++++
の6つのブロックに分けられます。
5ブロック打法の場合、面子と雀頭候補以外のターツから1つのターツを切っていきます。
上の例でいうと、 の3つターツのうち、どれか1つのターツを切ることになります。
場況などを考えずに牌理だけで打つと、ペンチャンターツのを切るのが普通です。
6ブロック打法の場合、ブロック数を減らしてはいけないので、切る牌はかになります。
これが、5ブロック打法と6ブロック打法の違いになります。
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続いて、この2つのメリット・デメリットについて解説していきます。
・5ブロック打法
メリット・・・イーシャンテン時の形が強い。
デメリット・・・急所の牌がポンやカンされた場合、あがりが厳しくなる。
・6ブロック打法
メリット・・・今後の展開によって、どのターツを残すのか選択することができる。
デメリット・・・イーシャンテン時の形が弱い。
このことが、この2つの打法の主なメリット・デメリットです。
文字だけでは分かりづらいと思うので、実際に上の例を使って、まず5ブロック打法のメリット、6ブロック打法のデメリットについて説明していきます。
5ブロック打法の場合、ここからかを切ります。
その後、仮にを引いてきた場合、
このイーシャンテン形になり、テンパイになる牌は5種16牌です。
しかし、6ブロック打法の場合、を引いてきた時の形は
このように余剰牌が発生し、テンパイになる牌は3種12牌と、5ブロック打法の時と比べて4枚の差があります。
このことが、5ブロック打法のメリットのイーシャンテン時の形が強いということです。
ちなみにではなく、などの重なる牌を引いた時も5ブロック打法が活きてきます。
5ブロック
6ブロック
この場合も余剰牌がない分、5ブロック打法の方が形が良いということが分かります。
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次に6ブロック打法のメリット、5ブロック打法のデメリットについて説明します。
私が考える6ブロック打法の最大のメリットは、裏目になりにくいということです。
5ブロック打法の場合、6ブロックあるとどこかのターツを嫌うため、仮にペンチャンターツを払った場合、裏目になる牌が1種4枚になります。
しかし6ブロック打法の場合だと、裏目になる牌は切った牌だけになり、1種2枚になります。
上の例でいうと、
ここからを切るので、裏目になる牌はの2枚ということです。
厳密にいうと、この後にがアンコになった場合もシャンテン数が進まないので、裏目といえば裏目なのですが、雀頭なし+アンコ1つ以上の形 > 雀頭ありの形なので、
この形は2シャンテンなのですが、感覚的に1.5シャンテン(2シャンテン以上1シャンテン未満)と捉えることができるので、裏目にはならないということです。
麻雀を打っていると、1半荘中に何回かはこのような場面に遭遇します。
その時に正しい判断ができるよう、まずは5ブロック打法と6ブロック打法の特徴を理解することが大事になってきます。
その上で、手牌の構成や場況なども加味することで、ようやくこの2つの打ち方を使い分けられるようになります。
このテーマは非常に重要なテーマですので、次回はいくつかの実践例を用いて、もう少し詳しく解説していきます。