麻雀が強くなるために必要な思考

麻雀が強くなるために必要なテクニックや考えについて解説していくブログです

5ブロックか6ブロックか Part1

今回のテーマは「5ブロックか6ブロックか」です。

当たり前のことですが、麻雀のあがりの形は面子4つ+雀頭1つです。

つまり、あがるには5つのかたまり(ブロック)が必要ということになります。

その5つのブロックを作っていく中で、次のような形になることがよくあります。

 

f:id:clearrain:20170604031415j:plain

 

この手牌は、

1m1m4m6m3p4p4p7p9p1s2s6s7s8s

の6つのブロックに分けられます。

5ブロック打法の場合、面子と雀頭候補以外のターツから1つのターツを切っていきます。

 

上の例でいうと、4m6m 7p9p 1s2s の3つターツのうち、どれか1つのターツを切ることになります。

場況などを考えずに牌理だけで打つと、ペンチャンターツの1s2sを切るのが普通です。

 

6ブロック打法の場合、ブロック数を減らしてはいけないので、切る牌は3p4pになります。

これが、5ブロック打法と6ブロック打法の違いになります。

 

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続いて、この2つのメリット・デメリットについて解説していきます。

・5ブロック打法

メリット・・・イーシャンテン時の形が強い

デメリット・・・急所の牌がポンやカンされた場合、あがりが厳しくなる。

・6ブロック打法

メリット・・・今後の展開によって、どのターツを残すのか選択することができる

デメリット・・・イーシャンテン時の形が弱い

 

このことが、この2つの打法の主なメリット・デメリットです。

文字だけでは分かりづらいと思うので、実際に上の例を使って、まず5ブロック打法のメリット、6ブロック打法のデメリットについて説明していきます。

1m1m4m6m3p4p4p7p9p1s2s6s7s8s

 

5ブロック打法の場合、ここから1s2sを切ります。

その後、仮に5mを引いてきた場合、

1m1m4m5m6m3p4p4p7p9p6s7s8s

このイーシャンテン形になり、テンパイになる牌は5種16牌です。

 

しかし、6ブロック打法の場合、5mを引いてきた時の形は

1m1m4m5m6m3p4p7p9p1s6s7s8s

このように余剰牌が発生し、テンパイになる牌は3種12牌と、5ブロック打法の時と比べて4枚の差があります。

 

このことが、5ブロック打法のメリットのイーシャンテン時の形が強いということです。

ちなみに5mではなく、4mなどの重なる牌を引いた時も5ブロック打法が活きてきます。

 

5ブロック

1m1m4m4m6m3p4p4p7p9p6s7s8s

6ブロック

1m1m4m4m6m3p4p7p9p1s6s7s8s

 

この場合も余剰牌がない分、5ブロック打法の方が形が良いということが分かります。

 

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次に6ブロック打法のメリット、5ブロック打法のデメリットについて説明します。

私が考える6ブロック打法の最大のメリットは、裏目になりにくいということです。

5ブロック打法の場合、6ブロックあるとどこかのターツを嫌うため、仮にペンチャンターツを払った場合、裏目になる牌が1種4枚になります。

しかし6ブロック打法の場合だと、裏目になる牌は切った牌だけになり、1種2枚になります。

 

上の例でいうと、

1m1m4m6m3p4p4p7p9p1s2s6s7s8s

ここから4pを切るので、裏目になる牌は4pの2枚ということです。

厳密にいうと、この後に1mがアンコになった場合もシャンテン数が進まないので、裏目といえば裏目なのですが、雀頭なし+アンコ1つ以上の形 > 雀頭ありの形なので、

1m1m1m4m6m3p4p7p9p2s6s7s8s

この形は2シャンテンなのですが、感覚的に1.5シャンテン(2シャンテン以上1シャンテン未満)と捉えることができるので、裏目にはならないということです。

 

麻雀を打っていると、1半荘中に何回かはこのような場面に遭遇します。

その時に正しい判断ができるよう、まずは5ブロック打法と6ブロック打法の特徴を理解することが大事になってきます。

その上で、手牌の構成や場況なども加味することで、ようやくこの2つの打ち方を使い分けられるようになります。

このテーマは非常に重要なテーマですので、次回はいくつかの実践例を用いて、もう少し詳しく解説していきます。