麻雀が強くなるために必要な思考

麻雀が強くなるために必要なテクニックや考えについて解説していくブログです

2半荘目 part1

今回は久々に1半荘を通して打っていく中で、私が普段どのようなことを考えながら打っているのかについて詳しく解説していきます。

リーチや鳴き判断、押し引き、捨て牌読みなどを勉強中という方は参考にしてみてください。

それではいきます。

 

スポンサーリンク

 

東2局 北家

f:id:clearrain:20170604033239j:plain

 

8巡目に9を持ってきたところです。

手牌はごつごつしていて、どのように手を進めていけばよいのか悩ましい局面です。

私はリャンメン固定で五を切りましたが、この形ならトイツは切らない方が良いです。

理由として、五を切ってしまうと、ドラの④がアンコにならない限りは手牌から出ていきそうな形ですし、チートイツやトイトイの可能性を消してしまうからです。

 

f:id:clearrain:20170604033331j:plain

 

その後、⑤や5を引き、完全に失敗しています・・・

ですので、五切りのところは8が2枚切れということもあり、9を切るのが良いでしょう。

 

東3局 西家

f:id:clearrain:20170604033549j:plain

 

7巡目に7を持ってきてカン三のテンパイをしました。ここではいろいろな選択肢があります。

  1. 6切りリーチ
  2. 6切りダマ
  3. 二切りのイーシャンテン戻し

 

どの選択肢が良いのか一概には言えませんが、先手がとれる時はどのような待ちでも基本的にはリーチをした方が得です。

その一番の理由は、相手が手を曲げてくれる可能性があるからです。

 

誰であれリーチが入れば、余程の手じゃない限り、多少なりともこちらのリーチに対応してくれます。

その結果、あがり逃しが発生することがよくあるので、先手をとれる時は手が高くなったり待ちが良くなったりする変化が多くない場合に限り、基本的にはリーチを打った方が良いでしょう。

 

f:id:clearrain:20170604033747j:plain

 

結果、リーチ後に六が通ったということもあり、下家から三が出て2600をあがりました。

愚形待ちではリーチが打ちづらいという方もいるかもしれません。私も昔はそうでした。

しかし、悪い待ちであっても、このように後スジになってあがり牌が出てくるということもあるので、カン三待ちではなく三六待ちの感覚でいると、愚形待ちでもリーチが打ちやすくなります。

 

東4局 南家

f:id:clearrain:20170604033841j:plain

 

9巡目に⑧を持ってきて、いい形のイーシャンテンになりました。

普通であれば牌効率でノータイムで二を切るのですが、ここは悩みました。

というのも、直前の上家の⑤にラグが入り、私は鳴きなしにしていたため、偽ラグじゃない限り、対面か下家に⑤がトイツ以上で持たれているからです。(実際は下家がトイツで持っていました)

 

そう考えると、残りの②⑤はあって3枚。しかも対面がピンズのホンイツ模様ということを考えると、まったく残ってないという可能性もあります。

そして、マンズの下がそこそこ良い場況ということもあり非常に悩みましたが、結局二を切りました。

理由としては、二切りはリャンメンターツの牌(③や6など)を引いてもテンパイになるので、非常にテンパイしやすい形だからです。

この後に手が進んで、ソウズ待ちになったらリーチ、ピンズ待ちになったらダマにしようと思っていました。

 

f:id:clearrain:20170604033945j:plain

 

その後、絶好の④を引き、手ごたえのある58待ちでリーチをかけましたが、親に4000オールをツモられました。

このように、ネット麻雀ではラグにより、相手の持っている牌や手牌構成がある程度分かることがあります。

ですので、鳴く必要がない手牌の時は、ラグ読みや相手にこちらの情報を与えないという意味で鳴きなしにした方が良いです。

 

スポンサーリンク

 

東4局2本場 南家

f:id:clearrain:20170604034152j:plain

 

続く東4局2本場、6巡目にしてなかなかの牌姿。

そこで、上家から4が出ました。さて、あなたは鳴きますか、それとも鳴かないですか?

 

 

どちらの選択肢を選んでも、正解でも不正解でもありません。ただ、どちらを選ぶにしても自分なりの理由がなくてはなりません。麻雀が上達するために必要なことは、常に考えて打つことです。何も考えずに打っていては、実践を数多くこなしていても成長はあまり望めません。

 

話が少しそれましたが、私はこの4を鳴きました。

正直、鳴かなくても面前でテンパイは取れそうな感じなのですが、前局の手ごたえのあるリーチがあがれなかったということもあり、この局は打点よりもあがることを第一と考え鳴きました。

 

私自身、そこまで流れというものを意識していません。

しかし、麻雀というゲームは他のゲームと比べて自分から見える情報が少ないゲームです。

そのため、こういう目に見えない要素も取り入れないと勝ち組にはなれないと考えています。

流れについては、また今後機会があれば書いていきたいと思います。

 

f:id:clearrain:20170604034255j:plain

 

結果、7をツモり500・1000は600・1100のあがり。

他家の手牌を見ると、どれも高そうな手牌でした。

前局で手ごたえのあるリーチがあがれず、親に4000オールをあがられたことで、この局からの基本姿勢はトップを狙うことよりも「ラスにならないような打ち方をする」になっています。

次回に続きます。