麻雀が強くなるために必要な思考

麻雀が強くなるために必要なテクニックや考えについて解説していくブログです

ツモ切りか空切りか

今回はツモ切りか空切りかについて解説していきます。

 

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一応この言葉の説明をしますと、このような手格好のところに④を持ってきて、赤⑤を使い切りたい+ドラが③ということで、④を切るところなのですが、今ツモってきたばかりの④を切るのがツモ切り、そうではなく手の中にある④を切るのが空切りということになります。

 

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簡単にこの2つのメリット、デメリットを説明します。

・ツモ切り

メリット・・・相手に情報を与えない

デメリット・・・相手に自分の手が進んでいないと思われ、自由に打たれてしまう

・空切り

メリット・・・周りから見て、自分の手が進んでいると思わせることができ、相手の打牌を制限することができる。

デメリット・・・中終盤の手出しはその牌が手牌に関連していることが多く、相手に自分の手の情報を与えることになる。

 

正直なところ、面前で手を進めているときはツモ切りにするか、空切りにするかはさほど重要ではありません。

なぜなら、面前で手を進めている人に対して、周りはあまり警戒をしないからです。

 

しかし鳴いている時は別です。

皆さんもそうだと思いますが、相手が面前で手を進めている時はあまり注意を向けないが、鳴きが入った途端に警戒モードに入り、相手の手出しツモ切りをよく確認すると思います。

ですので、自分が鳴いている時がツモ切りにするか空切りにするかの判断が問われます。

 

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例えばこのような局面。

ドラの6を持ってきて、六を切って58待ちのテンパイ。

このテンパイ形で、空切りできる牌を持ってきた時にどうするか。

 

この牌姿なら、7以外は空切りした方が良いです。

例えば、三を空切りした場合、三と何かのシャボ待ちから四を引いてきて、二五待ちにしたのではないかと相手に思わせることができます。

また、②を空切りした場合、②④のカン③待ちから⑤を引いてリャンメン待ちにした、もしくは④を引いて④と何かのシャボ待ちにしたのではないかと誤情報を与えることができます。

 

しかし、7を空切りした場合、7と何かのシャボ待ちからドラの6を引いてリャンメン待ちにしたのではないかと思われ、5と8が出てこない可能性があります。

つまり、自分の待ちの色ではない牌を持ってきた時は空切りした方が得ということです。

しかし、それが当てはまらないケースもあります。

 

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それがこのケースです。

中を鳴いて、一四待ちのところに②を持ってきました。

ここで自分の待ちの色ではないからといって②を空切りしてはいけません。

 

なぜなら、ここで②を空切りすると、自分の捨て牌が不自然になるからです。

⑦、④と切って、その後に安全牌の發を切っているにも関わらず、ここで②が出てくるということは、単なるカン③外しとは考えられません。(カン③はずしなら、安全面を考えて⑦、④、②、發と切られるから)

 

ということは、この②は手牌に関連していたことになります。

考えられるのは、②④④から④を切ってカン③待ちにして、その後に⑤を持ってきて②を切ったパターン。

これならつじつまは合うのですが、直前に上家が③を切っているので、それはありえません。

 

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そう考えると、②③④と持っているところに⑤を持ってきて、②と入れ替えたのではないかと思われ、ピンズは出来メンツだと相手に教えることになります。

その結果、ピンズは全通しだと思われてしまいます。

この手牌だと、②の他にも二、三、③、④、⑤は空切りしない方が良いです。

 

麻雀が強い人ほど、その時その時の局面に応じたツモ切り空切りがしっかりできており、またそういう人ほど、相手の手から切られた牌がツモ切りなのか手出しなのかをよく見ています。

強くなるためにこのテクニックを理解することは当然大事なのですが、非常に奥が深く難しい分野なので、どちらにしたら良いのか分からない時はツモ切りにしたほうが良いです。

空切りにして損することはあっても、ツモ切りにして損することはあまりないからです。